「さあ、どんどんアイデアを提案してください!」「今日は自由に話し合いましょう!」――このような呼びかけも虚しく、期待していた「画期的な提案」はおろか、誰も「自分の意見」さえ述べない、お通夜のようなミーティング。こんな状況に遭遇した経験はないでしょうか?これは、多くのチームで発生している「孤軍奮闘の悪循環」と呼ばれる状況です。皮肉なことに、優秀でモチベーションの高い人ほど、このサイクルによってチームのポテンシャルを抑制し、孤立していくのです。
この状況を打破するための処方箋は、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることです。本書『問いかけの作法』では、チームのポテンシャルを引き出す「問いかけ」の方法論を、「見立てる」「組み立てる」「投げかける」の3つの行為のサイクルに分解し、その実践方法を体系的に解説しています。
「問い」について考えていた安斎さんが、「問いかけ」について考え出した。この2つの差がわかるだろうか。「問いかけ」は、クリエイティブなチームを作るのに欠かせない。これは、最強のチームビルディング本だ。
チームは動かすのは「叱咤激励」ではなく「2つの問いかけ」にあり。マネージャー必読書!